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インタビュー掲載キャスト |
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インタビュー掲載スタッフ |
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メイキング |
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コラム |
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評価・買う価値 | ★★★★★(5/5) |
おすすめしたい人 |
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キャストインタビュー
アンソニー・サドラー×スペンサー・ストーン×アレク・スカラトス

インタビュー内容
- イーストウッド監督本人に映画化を促したエピソード
- ヒーローとして讃えられたことについて
- 『15時17分、パリ行き』の再現度の高さ
- 撮影を通して事件を追体験したことについて
- 本作のメッセージ
アレク:危機に直面した時、誰でもポジティブに貢献することができるんだというメッセージが伝わればいいな。
アンソニー:映画のキャッチコピーみたいだけど、「普通の人々も、驚くべきことができる」というのがこの映画のテーマだと思う。
スペンサー:ふたりが言ってくれた通りだね。ひとつ付け足したいのは、ごく普通に善人でいようということかな。引用:「15時17分、パリ行き」映画パンフレット
マーク・ムーガリアン(本人)
- 当時の車内の様子
- 銃で撃たれた時の心境
- イーストウッド監督本人からの出演依頼
- 妻のイザベルについて
- イーストウッド監督の撮影現場
- クリント・イーストウッドに会って感じたこと
銃で撃たれ「今日ここで死ぬんだ」と確信した時、私は自分が恐れること無くテロリストに立ち向かえたことに安堵しました。なぜなら私の人生が、勝利で幕を閉じることができるのですから。(マーク・ムーガリアン)
クリストファー・ノーマン(本人)
- 当時の自身の行動について
- 最初は躊躇した、映画への参加
- 撮影当日の様子
- 事件を追体験したことについて
- 本作の魅力
おそらく当時の私は映画に映っているよりも、もっと興奮し大騒ぎしていたように思います(笑)。けれどもタリス急行に再び乗り、運命の日の行動や感情を追体験したことは、私にとって精神的な浄化と解放になりました。(クリストファー・ノーマン)
スタッフインタビュー
クリント・イーストウッド監督

インタビュー内容
- 本作を作ることになった経緯
- 魅力的なストーリー
- 今の時代に求められるヒーローとは?
- 当事者たちと事件を再現する作業について
- タリスの車内での撮影
- 映画製作者として次に目指すもの
- 観客に受け取ってほしいメッセージ
少なくとも今回の映画に出てくれた3人はそれ(ヒーロー)を象徴していると思う。彼らは私たちの身近にいるような普通の若者で、正しい時に正しいことをした男たちだ。(クリント・イーストウッド監督)
プロダクションノート(メイキング)

メイキング内容
- チャレンジングな企画のスタート
- ヒーローになった”どこにでもいる若者たち”
- 3人の素顔と映画ならではの演出
- “新人”たちのために工夫された現場
- 脇を固める演技派たち
- 実際の旅路に沿ったロケーション
- 高速で走るタリス列車内での撮影
- 英雄的行為とは何か?
確かに彼らは軍事訓練や医療訓練を受けていたため、準備ができていたと言うこともできる。しかし、彼らは戦場にいたわけでもなく、あの事件に対して準備をしていなかった。彼らにできるのならば私たちにもできる、ということさ。(クリント・イーストウッド監督)
コラム

現実そのものから出発し、もっと完全なものへ(川口敦子)
どこにでもいそうな普通の青年たちが成し遂げた普通でないこと。それを裏打ちした幼なじみの信頼の絆。ちっぽけな存在の大きな勝利を讃えて、イーストウッドはアメリカ映画ならではの痛快な英雄譚を軽やかに成立させてみせるのだ。(川口敦子/映画評論家)
偶然を必然に変えたヒーローたち(大場正明)
スペンサー、アレク、アンソニーの少年時代からの歩みを踏まえてみると、たくさんの偶然の積み重ねがなにか必然であったかのようにも思えてくる。そして、イーストウッドが本人たちに自分を演じさせる決断をしたのも頷ける。(大場正明/映画評論家)
タリス銃撃テロとその背景(菅原出)
タリス銃撃テロ事件は3人の米国人のおかげで失敗に終わった。しかし私たちはその後、この事件が、ISが欧州で計画していたはるかに大規模なテロの序章に過ぎなかったという事実を思い知らされることになったのである。(菅原出/国際政治アナリスト)
ヨーロッパとテロリズム(菅原出)
物理的なカリフ国家を潰してもテロの脅威は無くならない。一匹狼型テロだけでなく、離散したIS戦闘員が遠隔操作型テロで欧州の大都市を狙う危険は残されたままである。(菅原出)
ものすごくシンプルで、おそろしく複雑な…(青山真治)
しょっちゅう校長室に呼び出されるような子供たちへの問いかけなのかもしれない。おとなは信用ならないようだが、君たち、腐ってないで、未来を想像してみないか。ものすごくシンプルでおそろしく複雑な未来を、生き抜く術を。(青山真治/映画監督)
わたしたちはもやはそれを「映画」とは呼ばない(樋口泰人)
すべての歴史においてどれだけの名もなき個人が当たるべくして銃弾に当たって命を落としたか。その歴史の集積の果てにこの事実は起こったのである。(樋口泰人/映画評論家)
誰も到達できない次元で成し遂げられた、映画の作為性からの脱出(中原昌也×宇野維正)
- イーストウッド作品について
- 映画の作為性からの脱出
- 劇中で変化していく話法
- 実話映画のフォーマットを逆手に取ること
中原:『硫黄島からの手紙』に出た加瀬(亮)くんに、以前イーストウッドの現場についていろいろ訊いたことがあって。そしたら、やっぱりほとんど演出らしい演出はしないんだって。
宇野:二宮(和也)くんも同じようなことを言ってた。今作の場合、基本的には実体験をなぞってるわけだから、なおさらそうだったのかも。
まとめ
評価・買う価値 | ★★★★★(5/5) |
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