P.T.バーナムが少年時代から持ち続けていた「夢」を歌った楽曲『A Million Dreams(ア・ミリオン・ドリームス)』。
少年時代の夢を、大人になっても変わらず持ち続けているところに、バーナムの純粋さが感じられます。
なんて考えさせられる、夢や目標に夢中になる大切さに気づかせてくれる楽曲です。
グレイテスト・ショーマンの楽曲『A Million Dreams』について、
- 英語歌詞
- 和訳
- 映画にまつわる楽曲考察
などをまとめていきます。
目次
英語歌詞+日本語訳(和訳)
P.T.バーナム(少年)
I close my eyes and I can see
目を閉じると見えてくるんだ
A world that’s waiting up for me
僕を待っている世界が
That I call my own
そこは僕だけの世界
Through the dark, through the door
闇の向こう、扉の向こうにあるんだ
Through where no one’s been before
誰も行ったことがないけど
But it feels like home
家みたいに落ち着くんだ
They can say, they can say it all sounds crazy
みんなが言うんだ、全部バカげた話だって
They can say, they can say I’ve lost my mind
言わせておくよ、お前はどうかしちゃったんだって
I don’t care, I don’t care, so call me crazy
僕は気にしないよ、だから変なヤツだって言えばいい
We can live in a world that we design
みんな自分で作った世界にいていいんだから
‘Cause every night I lie in bed
毎晩ベッドに横になると
The brightest colors fill my head
頭の中が眩しい色でいっぱいになる
A million dreams are keeping me awake
100万もの夢が僕を寝かせてくれない
I think of what the world could be
その世界でできることを考えるんだ
A vision of the one I see
僕に見えているものを
A million dreams is all it’s gonna take
100万もの夢がすべてを叶えてくれる
A million dreams for the world we’re gonna make
100万もの夢が叶えてくれるんだ
There’s a house we can build
家を建てたら
Every room inside is filled
どの部屋にも詰め込もう
With things from far away
遠い国からのあれこれを
Special things I compile
特別なものばかりを
Each one there to make you smile
きみを笑顔にさせるものを
On a rainy day
たとえ雨の日でも
They can say, they can say it all sounds crazy
みんな言うんだ、そんなのバカげてるって
They can say, they can say we’ve lost our minds
言わせておくよ、僕らはどうかしてるって
I don’t care, I don’t care if they call us crazy
気にしないよ、みんながおかしいって言ったって
Run away to a world that we design
僕たちが作った世界に逃げ出そうよ
P.T.バーナム(大人)
Every night I lie in bed
毎晩ベッドで横になると
The brightest colors fill my head
頭の中が眩しい色で満たされる
A million dreams are keeping me awake
100万の夢が私を寝かせてくれない
I think of what the world could be
その世界で何ができるか考えるんだ
A vision of the one I see
私に見えているものを
A million dreams is all it’s gonna take
100万もの夢がすべて叶えてくれる
Oh, a million dreams for the world we’re gonna make
そう、100万もの夢が叶えてくれるんだ
チャリティ&P.T.バーナム
However big, however small
どんなに大きくても、どんなに小さくてもいい
Let me be part of it all
その世界に私を連れて行って
Share your dreams with me
あなたの夢を私にも分けて
You may be right, you may be wrong
正しくても、間違っていてもいい
But say that you’ll bring me along
ただ一緒に行こうと言ってほしい
To the world you see
あなたが見る世界へ
To the world I close my eyes to see
目を閉じれば見えてくるその世界へ
I close my eyes to see
私も一緒に目を閉じるわ
Every night I lie in bed
毎晩ベッドで横になると
The brightest colors fill my head
頭の中が眩しい色でいっぱいになる
A million dreams are keeping me awake
100万もの夢で眠れなくなる
A million dreams, a million dreams
100万の夢、数えきれないほどの夢
I think of what the world could be
その世界で何ができるかを考えるんだ
A vision of the one I see
私に見えているもの
A million dreams is all it’s gonna take
それを叶えるには100万の夢を見ればいい
A million dreams for the world we’re gonna make
私たちの世界を100万の夢で作るんだ
For the world we’re gonna make
私たちのために
歌っている人(歌手)
ヒュー・ジャックマン(P.T.バーナム役)
出演映画(代表作)
- 『X-MEN』シリーズ(ウルヴァリン役)
- レ・ミゼラブル(ジャン・バルジャン役)
- プレステージ(ロバート・アンジャー役)
ミシェル・ウィリアムズ(チャリティ役)
出演映画(代表作)
- ブロークバック・マウンテン(アルマ役)
- マリリン 7日間の恋(マリリン・モンロー役)
- ヴェノム(アン・ウェイング役)
作詞・作曲者
ベンジ・パセック&ジャスティン・ポール
「パセク&ポール」として知られる、作曲家コンビ。
- 映画『ラ・ラ・ランド』にて、アカデミー賞歌曲賞受賞
- 映画『グレイテスト・ショーマン』にて、アカデミー賞歌曲賞ノミネート
楽曲・歌詞の意味【考察】
映画の中で2番目に歌われる楽曲『A Million Dreams(ア・ミリオン・ドリームス)』は、
- P.T.バーナムのあふれんばかりの(100万もの)夢
- ワクワクを抑えられない、夢中な気持ち
を表現した、純粋さでいっぱいな楽曲です♪
少年からまったく変わらない夢を持ち続ける、P.T.バーナム
この楽曲の最もジ~ンときたところは、『大人になったバーナムが、子供の頃とまったく同じ歌を歌っている』というところ。
少年時代からまったく変わらない夢を持ち続ける、バーナムの純粋な気持ちを感じられます。
少年時代(エリス・ルビン)から大人(ヒュー・ジャックマン)へ、歌い手が流れるようにバトンタッチされる演出がお見事でした。
夢中になる大切さを教えてくれる
A Million Dreamsは、自分の中に無数にある夢を思い、ワクワクが止まらない気持ちを表現した楽曲です。
自分の夢に憧れる気持ちが、本当に強く表れていますよね。
バーナムは、一時期就職していましたが、突然リストラされてしまいます。
普通なら落ち込むところですが、それをバーナムは「夢を叶えるチャンス」とポジティブに捉えるのです。
『グレイテスト・ショーマン』の全楽曲を手がけたアカデミー賞作曲家「ベンジ・パセック」は、A Million Dreamsについて、
この楽曲には子供らしい純真さがある。目標を達成するのがどれほど大変かということは、その目標にたどり着くまでは考えたりしないものだ。
引用:「グレイテスト・ショーマン」映画パンフレット
と語っています。
A Million Dreamsは、
- 夢や目標に夢中になることの大切さ
- 夢を追いかける人の純真な気持ち
を感じられる、とってもポジティブな楽曲です。
妻の支え
A Million Dreamsで歌われているのは、P.T.バーナムの夢だけではありません。
You may be right, You may be wrong
But say that you’ll bring me along
To the world you see正しくても、間違っていてもいい
一緒に行こうと言ってほしい
あなたに見えている、その世界へ引用:「グレイテスト・ショーマン」サウンドトラック
このように、妻チャリティのバーナムに対する気持ちも込められています。
バーナムが夢を追いかけることと同じくらい純粋に、チャリティはバーナムを愛している。
このことが伝わる、本当に「純真さ」に満ちあふれた楽曲なのです。
- The Greatest Show
- This Is Me
に埋もれがちですが、A Million Dreamsこそ、夢を持つすべての人に聴いてほしい「応援歌」。
- 夢を持ち続けること
- 夢を叶えようと努力すること
- 純真な気持ちを持ち続けること
このような、大人になるほど照れくさい、だけどとっても大切な気持ちを、この曲を聴くたびに思い出すことができます。
「目標を達成するのがどれほど大変かということは、その目標にたどり着くまでは考えたりしないものだ。」
その通りです。にもかかわらず私たちは他人に対し、その大変さだけを解いてしまう。純真無垢に夢や目標に立ち向かう人たちに必要なのは努力することの楽しさなのにだ。人に何かを教えるとき、まずは教える側がそれを楽しみ、やり抜くことが大切なのだ。
私は剣道と道徳心を教えたい
そのために剣道を楽しみ、人生を楽しむ
どちらもとにかく「昨日までになかったこと」を日々実践することで叶えていく。
busonさん
コメントありがとうございます。
おっしゃる通りですね。
自分のやりたいことを追いかけ目標にたどり着くためには、楽しむことやワクワクすることが必要不可欠だと思います。
夢に向かって努力する過程には、大変なことも当然あるでしょう。
しかし自分の好きなことに没頭するとき、まさに「その目標にたどり着くまでは(大変さなんて)考えたりしない」のです。
『グレイテスト・ショーマン』は、このことを思い出させてくれる作品でした。
剣道と道徳心を楽しみ、教える。
とても素敵ですね。
busonさんのように剣道を一生懸命楽しむ方にこそ、人は教えてもらいたいと思うはずです。
素敵なコメントをしていただきまして、ありがとうございます。