- IT
- シャイニング
- ミスト
などなど、現代ホラー作品の頂点に立つ小説家「スティーヴン・キング」。
そのキング御大が22年かけて完結させた、超長編小説が『ダークタワー』。

ついに映画化されて、キングファンは大喜び。
私も、大喜び。
でも、結果は賛否両論…。
そもそも専門用語バンバンの長編ファンタジー小説をたった95分で誰にでも楽しめるように作るなんて、無茶だったんですって。
『ロード・オブ・ザ・リング』ぐらい長くていいから、もっとキング・ワールドを映画で描き尽くしてほしかった。
個人的に、映画は物足りなかった…。
ですが、パンフレットは、
- キング作品の解説
- 今作のトリビア・小ネタ
- インタビューとメイキング
などなど、読みどころたっぷりの素敵な一冊でした♪
ダークタワーの魅力は、映画でなくパンフレットに詰まってます。
そんな『ダークタワー』パンフレットの内容と魅力を、ここにまとめていきます♪
目次
『ダークタワー』パンフレット内容と魅力

映画タイトル | ダークタワー(The Dark Tower) |
内容 |
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インタビュー掲載キャスト |
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インタビュー掲載スタッフ |
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コラム |
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評価・買う価値 | ★★★★☆(4/5) |
おすすめしたい人 |
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値段・詳細 | [wpap service=”with” type=”detail” id=”B07ND8Z7Z4″ title=”映画パンフレット ダークタワー イドリス・エルバ マシュー・マコノヒー” search=”ダークタワー パンフレット”] |
イントロダクション
映画『ダークタワー』の見どころ紹介。
内容
- 原作者「スティーヴン・キング」について
- 俳優紹介
- 監督紹介
ストーリー(あらすじ)
『ダークタワー』あらすじ紹介。
登場人物(キャラクター)紹介・相関図
本作に登場する、
- キャラクター
- 人間関係
- キーワード
の紹介。
キャストインタビュー
イドリス・エルバ

インタビュー内容
- 撮影時のエピソード
- ローランドのキャラクター
- 彼が旅をする動機
- ガンスリンガーの容姿について
- アクション・シーンの撮影
僕は、今までスーパーヒーローを演じたことは一度もなかったんだ。ローランドというキャラクターは、心に大きな闇を持っているけど、アクションシーンもたくさんあって、楽しかったね。(イドリス・エルバ)
引用:「ダークタワー」映画パンフレット
マシュー・マコノヒー

インタビュー内容
- 『ダークタワー』製作で最も楽しかったこと
- ウォルター/黒衣の男について
- 悪役を演じる秘訣
- ニコライ・アーセル監督について
僕は、彼が自分を”悟りを開いた聖職者”と考えているんじゃないかと思ったんだ。あと、『時計じかけのオレンジ』の、マルコム・マクダウェル演じる主人公アレックスも参考にした。(マシュー・マコノヒー)
引用:「ダークタワー」映画パンフレット
スタッフインタビュー
スティーヴン・キング

インタビュー内容
- 本作は小説の続き?
- 本作にどれくらい関与したのか?
- イドリス・エルバが演じるローランドについて
- ウォルター役のマシュー・マコノヒーについて
- この作品をスクリーンで観られる気持ち
- 『ダークタワー』シリーズにつながる作品たち
- もし続編が作られたら…?
私は、監督、脚本、主要キャラクターなど、あらゆるものに対して承認する立場だ。彼らがローランドにイドリス・エルバはどうだろう、と言ってきた時も、すぐにイエスと言ったよ。小説では、ローランドが白人だとは一度も言っていない。(スティーヴン・キング)
引用:「ダークタワー」映画パンフレット
ニコライ・アーセル監督

インタビュー内容
- 監督に抜擢された経緯
- 壮大な世界観を作り出すこと
- ガンアクションの参考にした作品
- この物語の魅力
とにかく僕は原作の大ファンで、ティーンエイジャーの時から愛読してきた作品だった。最終版の脚本は僕が書いたものだ。(ニコライ・アーセル監督)
引用:「ダークタワー」映画パンフレット
プロダクションノート(メイキング)

メイキング内容
- スティーヴン・キング最大長編小説を映像化する
- 観客を『ダークタワー』の世界の中に連れて行く
- ガンスリンガーの武器、衣装、アクション
ガンスリンガーはとんでもなく素早い動きをするんだ。目にもとまらない早さでベルトから銃を出すし、収める。子供の頃、真似事をして遊んだけれど、今も同じことをしている。想像力で遊ぶ遊び場のようだよ。(イドリス・エルバ)
引用:「ダークタワー」映画パンフレット
コラム

ダークタワー・サーガ(風間賢二)
幻想文学研究家「風間賢二」氏による、原作小説「ダークタワー」紹介と解説。
内容
- 原作小説のストーリー
- ローランド・デスチェイン
- ウォルター(黒衣の男)
- ジェイク・チェンバーズ
- キング・ワールドにおける「ダークタワー」シリーズの位置
- 「ダークタワー」シリーズ主要関連作品
長編デビュー作「キャリー」や「シャイニング」とその続編「ドクター・スリープ」、あるいは「ファイアスターター」や「デッド・ゾーン」といった超能力を扱った物語。これらは、暗黒の塔を倒壊させるために拉致・監禁されることになる「破壊者(ブレイカー)」たちの物語と言ってよい。(風間賢二)
引用:「ダークタワー」映画パンフレット
心の中の「物語」を救うために(南波克行)
映画評論家「南波克行」氏による、映画『ダークタワー』レビューと考察。
膨大な「ダークタワー」の物語を映画化した本作では、登場人物たちが「仲間」として結束する原作のテイストを、「家族」の再生の物語として翻案している。これはおそらく、監督として『バックドラフト』や『アポロ13』など、すべての作品で家族の絆を描く、製作ロン・ハワードの判断だろう。(南波克行)
引用:「ダークタワー」映画パンフレット
スティーヴン・キング映像作品”黄金時代”再到来の理由を探る(キシオカタカシ)
映画ライター「キシオカタカシ」氏による、スティーヴン・キング作品の人気・流行に関する考察。
『IT』の記録的成功が示している通り、ホラーは「他者との感情の共有」を志向する若年層も「映画館で観たい!」と考えている鉄板ジャンルである。“ホラーの帝王”キングの作品は、かつてないほどに時代精神と共鳴したブランドになっている。(キシオカタカシ)
引用:「ダークタワー」映画パンフレット
『ダークタワー』キーワード
原作小説「ダークタワー」シリーズに登場するキーワードの紹介。
キーワード一覧
- 暗黒の塔(ダークタワー)
- ダークタワー世界の神話・伝説
- 中間世界(ミッド・ワールド)
- 根本原理世界(キーストーン・ワールド)
- ビーム
- 力
- カ・テット
- ケフ
- 深紅の王(クリムゾン・キング)
- 世界の変転
- タヒーン
- ロウ・メン(下衆男たち)
- 吸血鬼
- スローミュータント
- 妖魔
- マニ教徒
- 破壊者(ブレイカー)
- ソンブラ・コーポレーション
- ドーガン
- テット・コーポレーション
- 水晶球
- 19
- ジェリコの丘の戦い
作者のキングがこのシリーズを思いついたのが19歳の時で、執筆開始が1970年6月19日、そしてキングが交通事故で瀕死の重傷を負い、あやうく本シリーズが未完に終わりそうになった日が1999年6月19日であり、しかもその事故が起きた時刻は16:30(つまり、16+3+0=19)だからだ。
引用:「ダークタワー」映画パンフレット
『ダークタワー』トリビア19
映画『ダークタワー』で描かれた、
- トリビア
- 小ネタ
- イースターエッグ
の紹介。
トリビア一覧
- 19…キングと縁のある数字
- 謎のロゴマーク…TETコーポレーション
- 双子の少女…『シャイニング』
- いじめっ子の新定番?…『IT/イット それが見えたら、終わり。』
- 黒衣の男…『ザ・スタンド』
- 精神科医の写真…『シャイニング』
- セントバーナード犬…『クジョー』
- プリムス・フューリー…『クリスティーン』
- 猛犬注意…『スタンド・バイ・ミー』
- 深紅の王…ローランドの宿敵
- 廃墟の遊園地…『IT』
- ベストセラー小説…『ミザリー』
- 輝き…『シャイニング』
- 14-08…『1408号室』
- スマイル・フェイス…『ミスター・メルセデス』
- リタ・ヘイワースのポスター…『ショーシャンクの空に』
- ジャージー・ボーイズ
- ニューヨークの骨董屋…『呪われた町』
- マジェスティックな映画館…『マジェスティック』
冒頭の公園で遊ぶ子供たちの中で、特に印象的だったふたりの少女。スタンリー・キューブリックが『シャイニング』で映画独自のイメージとして映像化した双子の女の子を思わせる。
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引用:「ダークタワー」映画パンフレット
「ダークタワー」年表
原作小説「ダークタワー」と、その関連作品を年表にまとめたページ。
おすすめポイント/まとめ

おすすめ内容
- イドリス・エルバ/マシュー・マコノヒーのインタビュー
- スティーヴン・キング作品を解説している各コラム
読んでほしい人
- これからキング作品を追いかけたい人
- キング原作の好きな映画がある人
キング作品を知ってから観ると、映画『ダークタワー』は何倍も面白くなります。
その予習にパンフレットを読むのは、個人的におすすめです♪
パンフレットは鑑賞後に読むのが普通ですが、『ダークタワー』に限れば、
こんな楽しみ方もできます。
作品と作品がどんどんつながっていく楽しみを、キング・ユニバースでぜひ感じてほしいです♪