大人の哀愁を感じた、ミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』の、
- ライアン・ゴズリング
- デイミアン・チャゼル監督
この2人が再びタッグを組んだ、ニール・アームストロングの伝記映画『ファースト・マン』。
チャゼル監督らしいというか、、やっぱり一筋縄ではいかない感じがいいですね。
宇宙映画でありながら、内面的なドラマにひたすら焦点が当たっていて、いい意味で裏切られました。
じんわり、余韻が残る作品。
そんな『ファースト・マン』のパンフレットについて、内容と魅力を紹介していきます。
『ファースト・マン』パンフレット内容と魅力

映画タイトル | ファースト・マン(First Man) |
内容 |
|
インタビュー掲載キャスト |
|
インタビュー掲載スタッフ |
|
コラム |
|
評価・買う価値 | ★★★★☆(4/5) |
おすすめしたい人 |
|
値段・詳細 | [wpap service=”with” type=”detail” id=”B07NJ4Y434″ title=”【映画パンフレット】ファースト・マン” search=”ファースト・マン パンフレット”] |
イントロダクション
映画『ファースト・マン』の魅力紹介。
内容
- 映画のあらすじ
- 本作の見どころ
- 俳優紹介
- 監督・スタッフ紹介
ストーリー(あらすじ)
『ファーストマン』のあらすじ紹介。
キャストインタビュー
ライアン・ゴズリング

インタビュー内容
- ニール・アームストロングの人物像
- ニール・アームストロングについて知っていたこと
- デイミアン・チャゼル監督との2度目のコラボレーション
- 映画監督に求めること
- 役作りで気をつけたこと
- 関係者の協力
- 月面着陸時の有名なセリフ
- 狭いカプセル内での撮影
ニールの偉業は、国を超越し、人類による偉業として受け止められている。デイミアンは、「映画を通じて人々を1つにしたい」という願いをこの映画に込めたんだ。(ライアン・ゴズリング)
引用:「ファースト・マン」映画パンフレット
クレア・フォイ

インタビュー内容
- ニール・アームストロングの人物像
- ライアン・ゴズリングとの共演
- 本作に惹かれた点
- 喪失に関する物語
- 役作りについて
本作は、地上に残された女性たちの物語でもある。(クレア・フォイ)
引用:「ファースト・マン」映画パンフレット
キャスト紹介
- ジェイソン・クラーク(エド・ホワイト役)
- カイル・チャンドラー(ディーク・スレイトン役)
- コリー・ストール(バズ・オルドリン役)
- キアラン・ハインズ(ボブ・ギルルース役)
- パトリック・フュジット(エリオット・シー役)
- ルーカス・ハース(マイク・コリンズ役)
スタッフインタビュー
デイミアン・チャゼル監督

インタビュー内容
- 監督を引き受けたきっかけ
- ニール・アームストロングの私生活
- ニール・アームストロングに惹かれた点
- ライアン・ゴズリングについて
- クレア・フォイについて
- 子どもたちと話す「出発前夜シーン」
- ドキュメンタリー手法
- キャスティング
- 音楽
僕が描きたかったのは、この7年間にニールとその家族がどのような困難を乗り越えたかということだ。(デイミアン・チャゼル監督)
引用:「ファースト・マン」映画パンフレット
ジェイムズ・R・ハンセン(原作者)
原作『ファースト・マン/初めて月に降り立った男』を執筆した、ジェイムズ・R・ハンセンのコメント。
ニールは、アポロ計画の成功には多くの人の尽力があるということを、とても大切にする人だった。だから自分にだけスポットライトが当たるのを嫌がる人だったんだ。でも、だからこそ彼はスポットライトに相応しい人物だと、私は思っている。(ジェイムズ・R・ハンセン)
引用:「ファースト・マン」映画パンフレット
ファースト・マン/初めて月に降り立った男
[wpap service=”with” type=”detail” id=”4309464866″ title=”ファースト・マン 上: 初めて月に降り立った男、ニール・アームストロングの人生 (河出文庫)” search=”初めて月に降り立った男”]リック・アームストロング/マーク・アームストロング
ニール・アームストロングの息子、
- リック・アームストロング(兄)
- マーク・アームストロング(弟)
2人へのインタビュー。
インタビュー内容
- 本作を観た感想
- 作品化を打診されたことについて
- 本作に出演したこと
- 娘を失ったこと
- チャゼル監督作品に共通する「代償を払う価値」について
これまで全く話題にならず、本作だけが触れている事実がある。それは、宇宙飛行士の妻たちがお互いに支え合っていたことだ。この物語において非常に重要な部分だと私は思う。(リック・アームストロング)
引用:「ファースト・マン」映画パンフレット
プロダクションノート(メイキング)

メイキング内容
- プライベートの公開
- デイミアン・チャゼルの参加
- ライアン・ゴズリングの起用
- 宇宙飛行士を支えた妻の存在
- ジェミニ計画の宇宙飛行士たち
- 月面着陸を目指して
- 多くの命を背負った指揮官
- 宇宙船のデザインと音響効果
- 特別なエキスのキャスティング
- 過酷で無意味なトレーニング
- 巨大な月面のセット
- 撮影へのこだわり
チャゼルは、本作の物語をスリラー仕立てにしたがった。技術が今ほど進化していない時代に、宇宙飛行士たちが直面した困難を観客にも体感してほしいと思っていたんだ。(ウィク・ゴッドフリー:製作)
引用:「ファースト・マン」映画パンフレット
コラム
『ファースト・マン』レビュー(山崎直子)
宇宙飛行士「山崎直子」氏による、『ファースト・マン』の独自レビュー。
“ファースト・マン”となること。それがどれほどの意味を持つのか、この映画は伝えてくれている。しかし、この映画が焦点を当てているのは、宇宙開発そのものというより、それを全身全霊で担った人間の心だ。(山崎直子)
引用:「ファースト・マン」映画パンフレット
“静かすぎる男”との一体感を生む撮影と音楽(町山智浩)
映画評論家「町山智浩」氏による、
- ドキュメンタリーを意識した撮影手法
- 観客にアポロ計画を「体感」させるためのこだわり
- 「ファースト・マン」に使われた音楽
など、『ファースト・マン』のこだわりを解説したコラム。
「チャーリー・パーカーのように死んでもかまわない」とドラムにのめりこんでいく『セッション』のアンドリューや、「狂気こそが鍵なの」と歌った『ラ・ラ・ランド』のミアと同じく、彼もデイミアン・チャゼルの主人公なのだ。(町山智浩)
引用:「ファースト・マン」映画パンフレット
ABOUT THE MOON(村沢譲)
ライター/宇宙作家クラブ会員「村沢譲」氏による、”月“について分かりやすく解説したコラム。
コラム内容
- 月とは何か?
- 月の地形
- 月の起源
- 月の表面の砂(レゴリス)とは?
- 月には水や資源がある?
- 月の地下には巨大な空洞がある
- 月はだんだん地球から遠ざかっている
- 満月は五円玉の穴くらいの大きさ
- 将来の月探査計画は?
夜空に見える月の大きさは、5円玉を指先で持って腕を伸ばした時の5円玉の穴の大きさ(直径5mm)と同じくらいだ。月を見てもっと大きく感じるのは、ほとんどの場合、目の錯覚によるもの。(村沢譲)
引用:「ファースト・マン」映画パンフレット
ABOUT THE APOLLO PROGRAM(村沢譲)
村沢譲氏による「アポロ計画」に関する解説。
コラム内容
- ジェミニ計画・アポロ計画とは?
- ジェミニ8号のトラブルはなぜ起こった?
- アポ宇宙船とはどんなもの?
- アポロ計画唯一の死亡事故とは?
- 打ち上げから帰還まで、アポロ宇宙船の道のりとは?
- アポロ11号の検疫とは?
アポロ計画は、人類初の月着陸を目指したNASAのプロジェクト。1969年のアポロ11号から1972年の17号まで7回の月着陸が計画され、事故のため着陸を諦めた13号を除いて合計6回、12人の宇宙飛行士が月に降り立った。(村沢譲)
引用:「ファースト・マン」映画パンフレット
宇宙飛行士の光と影(白石光)
戦史研究家「白石光」氏による、宇宙飛行士に関する考察。
コラム内容
- 「宇宙飛行士=ヒーロー」の背景
- 次世代の宇宙飛行士像
- 宇宙飛行士の多様化、そして光と影
アメリカでは、現在でも宇宙飛行士はヒーローであり、国民と社会の規範となるべき存在と目されている。だが彼らとて「人」であり、さまざまな苦悩や思惑を心の内に秘めていた。このことは、ニールを通じて作中で丹念に描かれているごとくだ。(白石光)
引用:「ファースト・マン」映画パンフレット
おすすめポイント/まとめ

おすすめ内容
- デイミアン・チャゼル監督インタビュー
- プロダクションノート(メイキング)
- 各コラム/レビュー
読んでほしい人
- 『ファースト・マン』に感動した人
- 本作のメイキング・舞台裏について知りたい人
- 宇宙、宇宙飛行士が好きな人
- デイミアン・チャゼル監督が好きな人
などなど、細部にまでこだわる作り手の情熱が伝わる内容でした。
宇宙飛行士の映画というより、心に影のあるヒーローのドラマ映画のような。。
などなど、あらゆる角度から今作を知ることができる、おすすめの1冊です。