低予算ホラー映画の「低予算という制限から生み出される”奇抜さ・アイデア”」に惚れている私です。
低予算系のジャンルの中でも、私が特に惚れ続けてやまないジャンルが「POV映画」。
POVとは、 Point of view(視点、観点)の略。
映画の世界では「主観視点」のほうが、意味として伝わりやすいですね。
普通の映画のように、その作品を俯瞰して見る(俳優がカメラを認識していない)世界ではなく、カメラも物語の一部。
つまり、
- 登場人物たちと一緒に事件に巻き込まれるような錯覚を感じる
- キュメンタリー作品のようなリアリティがある
- 奇抜なアイデアの作品が多く、展開を裏切られやすくハラハラする
- 上映時間がだいたい90分以内と短く、手軽に観られる
こんな魅力があったりします。
特に、
- 臨場感
- リアリティ
これだけは、どのジャンルもPOVには勝てません。。
ある意味で「映画らしくない」んですが、だからこそ新鮮なんですよね。
そんなPOV映画マニアの私から、
- これまで観てきた、おすすめPOV映画
- 観たけど駄作だった、ダメダメPOV映画
つまり今まで観てきた全POV映画を、この記事で紹介し尽くします♪
この記事をきっかけに、POV作品にハマってもらえたら嬉しいです。
目次
- 1 必見POV映画3作品(おすすめ度:★★★★★)
- 2 REC/レック(ホラー映画)
- 3 クロニクル(SF映画)
- 4 アンフレンデッド(ホラー映画)
- 5 高評価POV映画4作品(おすすめ度:★★★★)
- 6 REC/レック2(ホラー映画)
- 7 アンフレンデッド:ダークウェブ(ホラー映画)
- 8 トロール・ハンター(ファンタジー映画)
- 9 イントゥ・ザ・ストーム(パニック映画)
- 10 そこそこ面白いPOV映画3作品(おすすめ度:★★★)
- 11 グレイヴ・エンカウンターズ(ホラー映画)
- 12 ブレア・ウィッチ・プロジェクト(ホラー映画)
- 13 ノロイ(ホラー映画)
- 14 人を選ぶPOV映画5作品(おすすめ度:★~★★)
- 15 ブレア・ウィッチ(ホラー映画)
- 16 ブレア・ウィッチ2(サスペンス映画)
- 17 グレイヴ・エンカウンターズ2(ホラー映画)
- 18 ヴィジット(サスペンス映画)
- 19 エリア0<ゼロ>
- 20 まとめ
必見POV映画3作品(おすすめ度:★★★★★)
- REC/レック
- クロニクル
- アンフレンデッド
REC/レック(ホラー映画)

あらすじ
消防士を密着取材することになった、アンヘラたちレポーター一行。
通報先の建物で出会ったのは、未知の感染症に侵され、凶暴化した住民たちだった。
感染拡大を防ぐために、建物は完全に封鎖されてしまう。
果たしてアンヘラたちは、感染者から逃れ、無事に生還することができるのか―――?
感想(ネタバレなし)
私の映画史上、はじめて観たPOV映画が『REC/レック』。
それ以後、POV映画にハマるきっかけになってくれた映画。
ストーリーは、本当にシンプル極まりない。
- アパートに閉じ込められた!
- 凶暴化した感染者が襲ってくる!
- 脱出しなきゃ!
これだけ。
いや、これだけだからこそ、頭をからっぽにして楽しめてしまう。。
そして、POV映画の魅力でもある、
- 臨場感
- リアリティ
- 奇抜さ(は無いかも…)
をしっかり感じられる、王道のPOV×ホラー映画です。

という人がいたら、とりあえず『REC』がおすすめ。

と、某映画の監督さんばりのスゴ味を見せてくれる女性主人公もとってもタフで、観ていてイライラしません。

何も考えず観られる、POV映画の醍醐味を感じられる作品です♪
作品情報・評価
製作国 | スペイン |
製作年 | 2007年 |
上映時間 | 77分 |
ジャンル |
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続編 |
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評価 |
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評価 | ★★★★★(5/5) |
クロニクル(SF映画)

あらすじ
暴力的な父親と、病気を患う母親とともに暮らす、内気な性格のアンドリュー。家庭にも学校にも馴染めない彼の唯一の楽しみは、日々をビデオカメラで撮影することだった。
学生主催のパーティに参加していたアンドリューは、マットとスティーブの2人とともに、謎の物体に触れてしまう…。
このことがきっかけで、彼らは超能力に目覚めた。最初は好き勝手に楽しんでいた3人だったが、3人の中で最も強力な力を持ったアンドリューは、徐々に暴走し始める…。
アンドリューを止めようとする2人。しかし、彼の力はどんどん増していき……。
感想(ネタバレなし)
POV×SF映画の中で、ダントツにおすすめしたい作品です。
- 映像
- 俳優
- オマージュ
どれもこれも、好みドンピシャすぎる。。
あらすじだけ読むと、B級映画臭が半端じゃないですけど。(笑)
- ストーリーは単純明快
- 上映時間も90分以内(83分)
むちゃくちゃシンプル、かつ観やすいので、お試しでいいから観てほしい。
漫画『AKIRA』のオマージュも多々あり、AKIRAが好きな人は『クロニクル』も間違いなく好き。
「こんな能力使えたらなぁ…」って思うわたしたちの妄想を、POV映像の生々しさで見せてくれる、リアリティ抜群な作品です。
- スパイダーマンの人気ヴィラン「グリーンゴブリン」を演じた、デイン・デハーン
- ブラックパンサーの宿敵「キルモンガー」演じた、マイケル・B・ジョーダン
大スターの、初々しい低予算映画出演時代を観られるって意味でも、貴重な映画です。
作品情報・評価
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2012年 |
上映時間 | 84分 |
ジャンル |
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続編 | – |
評価 |
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評価 | ★★★★★(5/5) |
アンフレンデッド(ホラー映画)

あらすじ
高校生「ローラ・バーンズ」が、拳銃で自殺。隠し撮りされた動画をYouTubeに公開され、いじめを受け続けていたことが原因だった…。
その出来事から、ちょうど1年後。ローラの親友だった「ブレア」は、友達とSkype中、トークルームに正体不明の人物がいることに気づく。
ブロックも退出もさせられず、困惑するブレアたち…。するとその人物は、友人たちがローラをいじめていた証拠を、次々と投稿し始める…。
悪質な嫌がらせと思い、警察に通報する友人の1人。その直後、友人はその場で不可解な自殺を図る…。この謎の人物は、一体何者なのか――?
感想(ネタバレなし)
POVとは違うけど、PC画面だけで進む感じ、POV好きは気に入ると思うのでご紹介。
人間の腹黒い部分を描きまくった、ニヤニヤが止まらなすぎるホラー・サスペンス映画。
- 凄いんだけど、凄すぎて笑っちゃう
- 怖いんだけど、怖すぎて笑っちゃう
こんな感じに、無慈悲さが突き抜けすぎてて思わず笑っちゃう、個人的にはブラック・コメディ映画でした。
『アンフレンデッド』は、PCで観るとめちゃくちゃリアルです。。
- 自分が主人公になった感覚
- 怪奇現象に巻き込まれている錯覚
に陥る、新感覚の映画体験でした。
もし視聴環境があれば、TVでもスマホでもタブレットでもなく、PC鑑賞が絶対ベスト。
万人受けしない映画だからこそ、わたしにはドツボでした。。
作品情報・評価
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2014年 |
上映時間 | 83分 |
ジャンル |
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続編 |
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評価 |
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評価 | ★★★★★(5/5) |
高評価POV映画4作品(おすすめ度:★★★★)
- REC/レック2
- アンフレンデッド:ダークウェブ
- トロール・ハンター
- イントゥ・ザ・ストーム
REC/レック2(ホラー映画)

あらすじ
前作の事件直後。隔離されたアパートに、医師と特殊部隊が突入する。
この事件の原因を突き止めるべく、彼らはアパートの最上階へ向かう。
しかし、建物内にはそこら中に感染者がはびこり、命がけのサバイバルを余儀なくされる…。
死と隣合わせの調査の末に、彼らが最上階で見つけたものとは―――?
感想(ネタバレなし)
前作(REC1)の感染事件の、直後のお話。
この「直後」というアイデアが秀逸。。
前作の欠点は、前半10~15分くらい、事件も起こらずダラダラしちゃうところでした。
その点『REC/レック2』は、上映開始からすでに事件が起こっていて、いきなりアパートに突入しちゃうんです。
だから、上映時間ず~っと、緊張しっぱなし。

安全地帯がなく、いつ襲われるか分からないこの怖さ、POV映画でしか味わえない魅力だと思います。。
1と今作を合わせても上映時間162分なので、1が面白かったらイッキ見しちゃってもいいかも。
作品情報・評価
製作国 | スペイン |
製作年 | 2009年 |
上映時間 | 85分 |
ジャンル |
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続編 |
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評価 |
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評価 | ★★★★(4/5) |
アンフレンデッド:ダークウェブ(ホラー映画)

あらすじ
ある日「マタイアス」は、個人売買で中古のPCを購入。その中には、過去の持ち主のデータが残っていた。
しかし、なぜかそのデータを閲覧できない。不審に思ったマタイアスは、友人の助けを借りて、ファイルを開くことに成功する。
そこに保存されていたのは、膨大な「動画ファイル」。そこには、監禁された女性を拷問する、凄惨な光景が映っていた…。
危険を感じたマタイアスに、元の持ち主とされる人物からメッセージが届く。PCを返さなければ、恋人は死ぬ――。
感想(ネタバレなし)
インターネットの裏側(ダークウェブ)を舞台にした、痛快・サスペンス映画。
この映画、本当にフィクション……?
前作と物語はつながっておらず、初見でもまったく問題なし。
ダークウェブとは、一言で言うと「ネットの裏側(闇)」のような場所です。
GoogleでもYahoo!でも検索されず、
- 麻薬が売買されている
- 個人情報が取引されている
- 犯罪を請け負っている
などなど、とにかく違法の温床となっているそうです…。
今作の主人公は、中古のPCが、実はダークウェブの入口だった…って出来事から、不穏な事件に巻き込まれていきます。
全編PC画面で物語が進むので、今作もPC鑑賞必須。
TVより、PC視聴のほうが10倍面白いです。
前作は超常現象×ホラーだったけど、この映画はダークウェブの住人(つまり人間)が相手だから、「勝てるかも!?」って希望があって、主人公を応援したくなれるのもいいですね。
1作目が好きなら『ダークウェブ』も好きになれます。
作品情報・評価
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2018年 |
上映時間 | 93分 |
ジャンル |
|
続編 | – |
評価 |
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評価 | ★★★★(4/5) |
トロール・ハンター(ファンタジー映画)

あらすじ
熊の密猟事件を調査するため、現地取材を行っていた3人の学生。取材を進めるうち、「ハンス」という怪しい男を見つける。
動かぬ証拠を掴もうと、深夜の森の奥深くへ、ハンスを尾行する3人。
しかし突如、森で「何者か」に襲撃される。現場で居合わせたハンスに助けられ、訳も分からぬまま、無事逃げ出すことに成功する。
ハンスに事情を聞くと、襲ってきた生物は「トロール」。そして自分は、トロールの存在を世間から隠蔽する「トロール・ハンター」だと言う――。
感想(ネタバレなし)
ノルウェーの妖精「トロール」を題材にした、POV×ファンタジー映画。
ホラー映画が苦手な人にもおすすめです。
この映画の何がいいって、
- 嘘
- 詐欺
- 誇大広告
一切なし。

このポスターの超巨大トロール、ちゃんと出てきますし、出番もしっかりあります。
低予算映画にありがちな、
- 肝心のモンスターは、最後まで小出し
- 出たと思っても、一瞬
- 挙げ句、パッケージと違う
こんな小細工は『トロール・ハンター』には一切ありません。
それどころか、何種類ものトロールが次から次へと現れる大盤振る舞いな怪獣映画でした♪
- ハンターの設定がすごく練られてて、本当に実在しそうなリアリティにワクワクする
- 後に編集している設定だから、無駄なシーンがなく観やすい
- ノルウェーの大自然が美しすぎて、ちょっとした観光気分になれる
- ゴジラやトトロみたいな親近感があり、日本人ウケしやすい気がする


『トロール・ハンター』は、そんな人に最初に観てほしい作品です。
作品情報・評価
製作国 | ノルウェー |
製作年 | 2010年 |
上映時間 | 103分 |
ジャンル |
|
続編 | – |
評価 |
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評価 | ★★★★(4/5) |
イントゥ・ザ・ストーム(パニック映画)

あらすじ
竜巻の映像を撮影し、生計を立てている「竜巻ハンター」たちが、アメリカの田舎町シルバートンを訪れる。
彼らは、この片田舎に、観測史上類を見ない巨大な竜巻が発生すると予測。すぐに撮影準備に取り掛かる。
メンバーの1人である気象学者の予測では、その巨大竜巻は、シルバートンの学校を直撃するという。
そしてその学校では、竜巻注意報を受けたにも関わらず、卒業式を予定通り執り行っていた……。
感想(ネタバレなし)
ディザスター(自然災害)映画もいろいろ観ましたが、世界滅亡映画『2012』に匹敵する迫力でした。。
こういうパニック作品のいいとこは、何も考えなくていいこと。
『イントゥ・ザ・ストーム』は、まさにその王道を行く、POV×ディザスター映画です。
- 竜巻の迫力
- 自然災害の怖さ
ここだけを突き詰めた、アトラクション・ムービーです。
竜巻の中心を撮影し一攫千金を狙うプロの竜巻ハンターが、今作のメインキャラクター。
素人が撮った事後映像(ファウンド・フッテージ)じゃないため、
- ブレが少ない
- 酔いにくい
- 観たい映像がちゃんと映ってる
POVの画面揺れが苦手な人でも楽しめます。
POV映画史上トップクラスの、大迫力映像をご覧くださいませ。
作品情報・評価
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2014年 |
上映時間 | 89分 |
ジャンル |
|
続編 | – |
評価 |
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評価 | ★★★★(4/5) |
そこそこ面白いPOV映画3作品(おすすめ度:★★★)
- グレイヴ・エンカウンターズ
- ブレア・ウィッチ・プロジェクト
- ノロイ
グレイヴ・エンカウンターズ(ホラー映画)

あらすじ
超常現象を追いかけるリアリティ番組「グレイヴ・エンカウンターズ」。今回の舞台は、廃墟となった精神病院。
廃病院のあちこちに監視カメラを設置し、撮影クルーたちも病院内で一夜を過ごし、超常現象の撮影に挑むことになった…。
徐々に、明らかに不自然な怪奇現象が起こり始め、それは激しさを増していく…。
怪奇現象から逃げ、憔悴し切った彼らは、朝に来る予定の迎えを待つ。しかし、いつまで経っても日が昇らない…。自力で脱出を試みようとする彼らに、さらなる怪奇現象が襲いかかる……。
感想(ネタバレなし)
王道ホラーとも言えるし、ひねりがないとも言える…。
1回は観ておいて損のない、ザ・ホラー映画!
「幽霊が出る」と噂の廃病院を一晩中散策する、ただそれだけの映画。
至ってシンプル、かつ王道……。
だが、それがいい。

という人、絶対楽しめます。
ただの病院散策シーンだけでも、精神削られます。。
作品情報・評価
製作国 | カナダ |
製作年 | 2011年 |
上映時間 | 92分 |
ジャンル |
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続編 |
|
評価 |
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評価 | ★★★(3/5) |
ブレア・ウィッチ・プロジェクト(ホラー映画)

あらすじ
映画学校に通う学生3人が、伝説の魔女「ブレア・ウィッチ」のドキュメンタリー映画を撮影するため、魔女が出ると言われる森に入る。
順調に撮影を進める3人。しかし徐々に不可解な現象が起こり始め、それは激しさを増していく。
この3人は、そのまま消息を絶つ。この事件から1年後、彼らが撮影したと思われる映像が発見される。
『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』は、この映像を再構成し、映画化したものである―――。
感想(ネタバレなし)
『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』がなければ、これ以降の名作POV映画も生まれなかった。
と言っても過言じゃない、現代のPOV映画の原点となった作品。
公開当時、あまりにリアルすぎて全米で社会現象となり、ロケ地に観光客が押し寄せたり、「実話なんじゃないか」って思った人もいて、けっこう大変だったっぽい。

- 登場人物の名前が、キャストとほぼ同じ。
- 低予算のPOV映画が大ヒットし、社会現象になった。
などなど、『カメラを止めるな!』との共通点も多かったりするくらい、影響の大きい映画。
ただ『ターミネーター1』が今見ると安っぽく見えるみたいに、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』も、目が肥えた人が見るとけっこう物足りない…。
社会現象化した背景を想像しながら楽しむ作品です。
作品情報・評価
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1999年 |
上映時間 | 81分 |
ジャンル |
|
続編 |
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評価 |
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評価 | ★★★(3/5) |
ノロイ(ホラー映画)

あらすじ
2004年4月12日、怪奇実話作家「小林雅文」の自宅が全焼。焼け跡からは、妻の焼死体が発見された…。
小林は行方不明となり、現在も発見されていない。ドキュメンタリー作品「ノロイ」を完成させた直後、突然失踪したという。
「ノロイ」は、その内容があまりにも凄惨だったため、長らくお蔵入りとなっていた。
後日プロデューサーは、本作の劇場公開を発表。白石晃士監督を抜擢し、追加撮影・取材・再編集を経て、「ノロイ」公開に踏み切った……。
感想(ネタバレなし)
リアルすぎて未だにゾクっと来る、良作・和製POVホラー。
ジャパニーズ・ホラーって、演者が日本人だから妙なリアリティ感じるし、この映画「POV」だからフィクションっぽくなくて、この映画は未だに怖いしゾクゾクしちゃいます。。
フェイク・ドキュメンタリーって分かってても、

と思わせる白石監督の手腕が凄い。
- 2ちゃんの怖い話
- ほんとにあった呪いのビデオ
が好きな人は、きっとこの映画も好き。
- 世間から隔絶された集落
- 古くから伝わる伝承・儀式
- 全員巻き込む無慈悲な呪い
こんな和製ホラー映画の魅力、全部詰まってます。
作品情報・評価
製作国 | 日本 |
製作年 | 2005年 |
上映時間 | 115分 |
ジャンル |
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続編 |
|
評価 |
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評価 | ★★★(3/5) |
人を選ぶPOV映画5作品(おすすめ度:★~★★)
- ブレア・ウィッチ
- ブレア・ウィッチ2
- グレイヴ・エンカウンターズ2
- ヴィジット
- エリア0<ゼロ>
ブレア・ウィッチ(ホラー映画)

あらすじ
ブレア・ウィッチ・プロジェクトの事件から、20年。失踪した1人「ヘザー」の弟ジェームスは、YouTubeでとある動画を見つける。
事件現場と思しき場所で撮影されたその動画に、姉らしき人物が映っているのを発見したのだった。
姉を助け出すべく、ジェームスは仲間を連れ、バーキッツヴィルの森へと足を踏み入れる。
無線機やドローンを用意し、万全の対策で向かった一行。しかし夜になると、あの時と同じく、奇妙な出来事が起こり始める――。
感想(ネタバレなし)
社会現象になった『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の、15年越しの正統なる続編。
…なんだけど、なんか微妙すぎました……。
ドローンとPOV映像の組み合わせは斬新だったし、前作とのつながりもちゃんとある。
けど、それ以上の感想が出てこなくて、良くも悪くも「ふ~ん」な映画。
- POV映画としては、斬新で面白いところもある。
- ブレア・ウィッチシリーズとしては、続編として認められない。
そんな映画です。
作品情報・評価
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2016年 |
上映時間 | 90分 |
ジャンル |
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続編 | – |
評価 |
|
評価 | ★★(2/5) |
ブレア・ウィッチ2(サスペンス映画)

あらすじ
映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の世界的ヒットによって、ロケ地の街バーキッツヴィルは、観光客で賑わっていた。
町の青年ジェフは、この人気に便乗。ロケ地を巡るツアーを企画し、4人の男女を連れて行く。
ブレア・ウィッチ事件の現場とされる廃墟で、一夜を明かす一行。その翌朝、5人全員とも、昨夜の記憶を失っていたことが判明する…。
昨夜の出来事を確かめるため、録画していたビデオテープを再生するジェフ。そこには、ある異様な光景が映し出されてた……。
感想(ネタバレなし)
ブレア・ウィッチシリーズじゃなかったら絶対観なかった映画。
あまりに酷すぎて、タイトルが「2」なのに、続編じゃないことにされた『ターミネーター』みたいな作品。
せめて、

ってツッコめるB級映画っぽさがあったらいいのに、ちゃんとミステリー映画っぽいのが、逆にOUT。
そもそもの話、POVですらないってどゆこと???
その年一番の駄作を決めるゴールデンラズベリー賞で「最低リメイク&続編賞」を受賞したのも納得!
これでこの映画を観る人、なかなかのツワモノです。
作品情報・評価
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1999年 |
上映時間 | 91分 |
ジャンル |
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続編 |
|
評価 |
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評価 | ★(1/5) |
グレイヴ・エンカウンターズ2(ホラー映画)

あらすじ
リアリティ番組「グレイヴ・エンカウンターズ」のクルー全員が、廃病院で行方不明になってから10年が過ぎた。
ある日、映画監督を目指す大学生「アレックス」のもとに、一通のメッセージが届く。そこには、ロケ地となった廃病院の位置情報が記されていた。
さらに、未公開映像とプロデューサー本人の証言を独自に入手したアレックスは、グレイヴ・エンカウンターズを「実話」と確信。映画が真実かどうか検証するため、友人を連れて廃病院へと向かう。
病院内に入ったアレックスたちは、「グレイヴ・エンカウンターズ」と同じようにカメラを設置。廃病院で過ごすうちに、前作と同じ怪奇現象が起こり始める……。
感想(ネタバレなし)
良くも悪くも、前作をぶっ壊した続編。
「グレイヴ・エンカウンターズはフィクションじゃない!本物だ!!行って確かめよう!!!」っていうおバカ展開、好き。
行方不明になるの知ってて現地行くって、相当ヤバイですよね。
にしてもこの映画、製作的な意味でも開き直りっぷりがすごい。
- 前作と同じことしてもつまらんから、超トンデモ展開にしてみる
- 観客は「幽霊出る」って知ってるから、病院入ってすぐ幽霊出す
- 前作では大人しかった幽霊が、今作ではやたらアグレッシブ
こんな開き直りもあってか、B級映画として期待通り楽しめます。
これぐらいぶっ壊してくれたほうが、B級映画の続編としては面白い。
逆に言うと、真面目なホラー映画を期待したらダメ。
作品情報・評価
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2012年 |
上映時間 | 99分 |
ジャンル |
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続編 | – |
評価 |
|
評価 | ★(2/5) |
ヴィジット(サスペンス映画)

あらすじ
姉ベッカと弟タイラーは、母方の祖父母から「1週間ほど遊びに来ないか?」と誘われる。
最初は緊張していた2人だったが、祖父母の優しさに触れ、徐々に打ち解けていく。
しかしその家では、毎晩不気味な物音が聞こえ、どこか異様な雰囲気が漂っていた…。
そのことを話すと、祖父から「夜9時半以降、部屋から絶対に出ないこと」を約束させられる。しかし、毎晩鳴る物音に耐え切れなくなった2人は、原因を突き止めるため夜中に部屋のドアを開けてしまう……。
感想(ネタバレなし)
意味不明。

ってなる、私の理解を超えた映画。
シャマラニアン(シャマラン監督が好きな人)によると、どうやら『ヴィジット』は、
- ギャグ映画
- コメディ映画
- シャマラン監督の入門編作品
らしい。
面白いかつまらないか以前に、意味不明すぎて感想も評価も言いようがなかった。
そういう意味では、観る価値があるかもしれない。
ごめんなさい、私は本当に合わなかった…。
作品情報・評価
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2015年 |
上映時間 | 94分 |
ジャンル |
|
続編 | – |
評価 |
|
評価 | 評価不能。 |
エリア0<ゼロ>

あらすじ
ある日、ごく普通の一家が、ブラウン山へキャンプに出かける。
その日の夜、空にUFOらしき謎の光が浮かぶのを目撃する。
翌日、次のキャンプ場へ移動する家族。しかしカーナビが誤作動を起こし、不気味なトンネルへたどり着いてしまう…。
そこで彼らは、恐ろしい「何か」を目撃する――。
感想(ネタバレなし)
実際に噂されている都市伝説「ブラウン山の怪光」を題材にした、POV×SF映画。
初見だと思ってDVD再生して、上映開始10分後くらいに「前観た」って気づいたぐらい、記憶に残らなかった映画…。
エイリアンに襲われて、逃げる。
ただそれだけの、良くも悪くもB級映画。
Xファイルでも描かれた「ブラウン山の怪光」って都市伝説が、本作のテーマ!
その名の通り、ブラウン山では、突如怪しい光が現れるんだそう…。

- 車のライト説
- 地下ガス説
- 放射性ウラニウム説
いろんな調査をしたものの未だ解明できていない、正統派の都市伝説です。
エンドロールには、エイリアンに実際に襲われた(と証言している)人のインタビュー映像(本物)も流れ、リアリティがあります。
都市伝説が好きな人なら、テーマ自体にワクワクできて飽きないのでおすすめ!
そうじゃない人には、他の映画を強く勧めたい…。
作品情報・評価
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2014年 |
上映時間 | 85分 |
ジャンル |
|
続編 | – |
評価 |
|
評価 | ★(1/5) |
まとめ
★★★★★
- REC/レック
- クロニクル
- アンフレンデッド
★★★★
- REC/レック2
- アンフレンデッド:ダークウェブ
- トロール・ハンター
- イントゥ・ザ・ストーム
★★★
- グレイヴ・エンカウンターズ
- ブレア・ウィッチ・プロジェクト
- ノロイ
★~★★
- ブレア・ウィッチ
- ブレアウィッチ2
- グレイヴ・エンカウンターズ2
- ヴィジット
- エリア0<ゼロ>

これをきっかけに、POV映画にハマってくれると嬉しいです♪